子育て費用はどのくらいみておけばいい??

子育てに必要な費用は一人当たり2千万円とか3千万円とか言われています。

 

・・・ってことは、うちは子供2人なので4千〜6千万円必要ってこと?!

 

不安をあおるのに十分な数字ですよね。

 

そこで、少し調べてみることにしました。

●参考にしたデータ

生活スタイルや住む場所などによって異なるのでしょうが、

  • 文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」
  • H21 インターネットによる子育て費用に関する調査
  • 文部科学省 私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について

を使って目安を求めることにしました。

 

学習費と大学の授業料は比較的新しいデータですが、子育て費用の調査は結構古いです。

物価変動、スマホを持つ時期が早くなったり、学校外学習費が上がっていたり・・・いろいろ違う点が考えられますので、次のように整理しました。

 

①とりあえず、物価変動は今後も読めないので考えても仕方ありません。無視です。

スマホについては、H21の調査でも携帯電話料金の項目があります。

小学校までは無視できるレベル、中学1〜中学3年生で5千円〜2万円弱くらいとなっています。

格安スマホで考えれば2千円/月×12か月=2.4万円/年くらいも十分あり得るので、中学1年生から2.4万円/年発生と考えることにします。

元データの携帯電話料金の数字を差し引くのも面倒なので、2万円/年純増で計算します。

 

また、学校については、高校までは公立設定、大学は先述の文科省の私立大学のデータをそのまま使いました。

 

するとこんな感じになります。

 

●子供一人当たりに必要な費用

  年齢 学費など 学費以外 合計
- 0 0万円 93万円 93万円
1 0万円 88万円 88万円
2 0万円 94万円 94万円
保育園/
幼稚園
3 13万円 92万円 106万円
4 14万円 106万円 120万円
5 20万円 98万円 118万円
小学校 6 38万円 94万円 132万円
7 28万円 84万円 113万円
8 32万円 76万円 108万円
9 33万円 82万円 115万円
10 38万円 80万円 118万円
11 42万円 87万円 129万円
中学校 12 53万円 87万円 140万円
13 44万円 110万円 154万円
14 64万円 92万円 156万円
高校 15 63万円 116万円 179万円
16 46万円 114万円 160万円
17 46万円 106万円 151万円
18 136万円 15万円 151万円
19 111万円 15万円 126万円
20 111万円 15万円 126万円
21 111万円 15万円 126万円
合計 1,043万円 1,759万円 2,802万円

 

やっぱり3千万円くらい行くんですね・・・

ちなみに高校を私立で計算すると上記+200万円くらいでした。

 

●2人兄弟でのシミュレーション

仮に4歳差の兄弟で計算すると、下の子が大学を卒業するまでこんな感じになります。

4歳差 2人兄弟の場合


うちは、理論値230万円/年前後の時期です。

 

一番お金がかかる16年目はさらにあと80万円/年かかるということですね。

 

100万円/年÷12か月≒6.7万円/月

 

月6.7万円増・・・!!

 

でかいです。

確かにでかいのですが、ここまででかいのはピーク時の2年ほど。

それ以外は1.5〜3万円/月の増くらいです。

 

なので、無駄遣いをなくす、余裕があるときに貯金しておくなど、備えることはできそうです。

 

実際にはこれ以外にも急な出費が発生するでしょうが、そのときはそのときです。

 

●まとめ

なんとなく全体像がつかめたことで、家族で楽しむ場面で、必要以上にケチって思い出ロスしてしまうようなメンタルにはならないで済みそうです。

 

かなりざっくりした計算ですが、やってみると不安の緩和時の引き締めにつながりました。

意外な効果です。

 

実績と比較しても面白そうですね。

時間があればやってみたいと思います。